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プラセンタの種類

ヒトプラセンタ

母親と胎児を体内でつなぐ胎盤から抽出されるプラセンタ。豊富な栄養素と生理活性物質がたっぷり含まれていることから、人間の胎盤から作られるヒトプラセンタは、昔から治療のために使われていました。現在も、医療用のプラセンタ製剤は、ヒト由来のプラセンタのみが使用されています。
ヒトプラセンタをつくる際には、妊婦さんが正常な出産を終えた後に排出された胎盤を、B型肝炎、C型肝炎、HIVなどに感染していないことを詳しく検査し、安全を確認した上で製剤します。

ではなぜ、ヒトプラセンタを市販のプラセンタ製品で見かけることができないのでしょうか?

人間の胎盤は当然ながら量産することはできないため、栄養補助食品や化粧品成分として使えるほどじゅうぶんな量を確保できません。かつて諸外国で、ヒト胎盤が金銭目的で売買されていたことがありますが、道徳的な観点で批判的な声が高まり、消滅していきました。

日本では、2002年の薬事法改正以降、ヒトプラセンタの国内一般市場での流通を禁じています。

ヒト以外の動物性プラセンタ

ヒト由来のプラセンタと牛や豚などの動物から抽出したプラセンタの栄養成分や美容成分はほぼ同じです。

以前は牛の胎盤から抽出されたプラセンタがよく用いられていましたが、狂牛病の発生以来ほぼ流通市場から消え、豚由来のプラセンタに代わっています。いま市販されているプラセンタのサプリや化粧品は、ほとんどが豚の胎盤からつくられています。

豚プラセンタは、ヒト由来のプラセンタと成分や性質がよく似ているので、有効成分が取り込まれやすいというメリットがあります。また、病原菌に汚染されないよう厳密に管理されながら育てられた豚は安全性も高く、胎盤から成分を抽出し、製剤したものを分析すると、ヒトプラセンタより有効成分が多く残っていることが確認されています。

そのほかに、最近は馬の胎盤からつくられるプラセンタも増えつつあり、通信販売などでよく見かけるようになりました。

胎盤を使わない「プラセンタ」

胎盤は、子宮で胎児を育てる哺乳動物にしかできませんが、最近、植物や魚の繁殖にかかわる部分から取り出した栄養物質が「プラセンタ」と名づけられ、商品化されているようです。

植物性プラセンタとは、細胞分裂が盛んな植物の若い芽=「胚座」から抽出した成分や大豆イソフラボンを指すことが多いようです。胚座にはアミノ酸やビタミンなど、勢いよく芽を成長させるための栄養を数多く含んでいるといわれます。またイソフラボンは、女性ホルモンの働きを助ける作用や美白効果が知られています。

「フィッシュプラセンタ」「マリンプラセンタ」と呼ばれるものは、魚の卵巣を包む膜や皮などを原料にした製品で、おもにコラーゲンを含んだ栄養食品です。

 
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